ガラスの中の小さな涼景を求めて-苔テラリウムで感じる夏の森

暑い夏にぴったりの涼しげなインテリア「苔テラリウム」をご紹介します。

苔テラリウムは、ガラス容器の中に苔や石などを配置して自然の風景を再現するインテリアとして人気です。その魅力を体感できる、山形県上山市にあるコケ専門のテーマパーク「Hutte & MossGarden(ヒュッテ&モスガーデン)」さんを訪問しました。

国道348号線沿いを走ると、緑のオブジェとお店が目に入ってきます。苔に覆われたかわいい動物たちがお出迎え。敷地内は左側がカフェHutteで、右側が園芸店MossGardenです。

たくさんの花や植物に囲まれたお店に入っていくと、苔玉や盆栽などの植物が展示・販売され、生き生きとした緑いっぱいの空間が広がっています。

こちらを運営されているのが、苔による緑化で全国8割のシェアを誇る山形市の「株式会社モス山形」さん。自社の苔を使ったワークショップ体験が人気です。(要事前申込)

今回はその中から「苔テラリウム」に挑戦。先生に材料となる苔の名前や扱い方、手順をレクチャーしていただきました。


●苔テラリウムの基本材料

  • ガラス容器(フタ付き・フタなしどちらでも可)
  • 苔(ホソバオキナゴケ、カモジゴケなど)
  • ソイル(土)
  • 化粧砂(砂利、カラーサンド)
  • ピンセット・霧吹き・ハサミ
  • (お好みで)ミニチュアなど

まずは器選びから。円柱形と丸いガラスの2つから好みの器を選んで、土台となるソイル(土)を敷きます。ソイルにたっぷりと霧吹きで水を吹きかけながら、ピンセットを使って馴染ませます。全体のバランスがデザインしやすいよう、広めに空間を空けます。

初めての「苔テラリウム」ワークショップ体験で、何をテーマに作るかワクワクしながら考えて、石を岩に見立て森に流れる小川のイメージにしてみました。

ソイルの高低差をつけると立体的になるので、ピンセットを使って形を作り、石の配置を決めます。

次にホソバオキナゴケを入れました。この苔は山に自生している苔が元となっているそうで、クッションのようなふかふかの塊の形(コロニー状態)を崩さずに、レイアウトするとうまく配置できるそうです。

石とホソバオキナゴケの間にカモジゴケをちょうどいい形につまんで手に取り、少しずつピンセットを使って挿していきました。

真ん中に川を作るため、白い砂をスプーンで少量ずつ入れ、川の流れを表現するため青い砂を部分的に入れました。

おおよそ形が決まると、先生がアクセントになる砂を入れるアドバイスをしてくださいました。水をかけると色が黒く変わって馴染み、苔の緑が引き立って見えてきます。

最後はミニチュアの人形や動物の中から好きなものを選びます。ライオンとサイが水を求めて飲みに来ているという設定にして、配置を考えて乗せてみました。

最後に、管理方法を教えていただきました。

乾燥してくると苔の色が変わるので、たっぷりと水分を霧吹きして加湿し、フタつきの場合はたまに開けて、直射日光を避け風通しの良い場所に置くと良いそうです。

苔テラリウムは初心者でも始めやすく、長く楽しめる小さな自然のインテリアです。苔ならではの瑞々しい緑を保ちながら、お部屋にそっと自然の癒しを取り入れてみてはいかがでしょうか。


株式会社モス山形さんについて

●住宅の苔庭園
株式会社モス山形さんでは住宅の苔庭園も施工されています。
お庭の日当たりや面積に合わせて適切な苔を選定し、苔庭園づくりをお考えの方へアドバイスも可能です。

株式会社モス山形
https://mos-yamagata.com/


Data

  • Hutte & Moss Garden
  • 上山市狸森腰王山214-3
  • TEL 023-689-9880
  • 営業時間
    カフェHutte
    夏季 11:00〜17:00 ( Last order 16:30 )
    冬季 11:00〜16:00 ( Last order 15:30 )

 園芸店 Moss Garden
 夏季 10:00〜17:00
 冬季 10:00〜16:00


ワークショップ(製作体験教室)

  • 受付時間:10:00~15:30
  • 内容:苔テラリウム、苔玉、苔盆栽の作成
  • 料金:苔テラリウム 1,800円~、苔玉 1,200円~、苔盆栽  1,500円~
    (器や植物によって値段が異なります。)
  • ご予約:070-4436-1664

 ※情報は取材時のものです。詳細はお店にお問い合わせください。


お店へのアクセス

Hutte & Moss Garden

「Hutte & Moss Garden」さん、今回はワークショップ体験&取材へのご協力ありがとうございました。