
暖炉や薪ストーブは、春から夏にかけては使用しないオフシーズンとなります。
この期間は、次のシーズンを安心して迎えるための点検や清掃に充てる大切な時期です。
点検や清掃を十分に行わないまま使用を続けると、危険なトラブルにつながることがあります。
実際に、煙突内部に蓄積した煤(すす)への引火が原因となる「煙道(煙突)火災」の事例も報告されています。
また、煙突トップの防鳥網に煤が付着して目詰まりすると不完全燃焼を招き、一酸化炭素中毒の原因となる場合もあります。こうしたリスクを防ぐためにも、定期的な清掃と点検が重要です。
夏場のうちにメンテナンスを行うことをおすすめいたします。
●煙道(煙突)火災の原因とは
暖炉の使用に伴って発生する煤やタールは、煙突内部に少しずつ蓄積していきます。
これらは可燃性が高く、普段は見えない部分にたまるため、気づかないうちに火災などのリスクを高める原因になります。
特に、生木を燃やしたり低温で燃焼したりすると、煤やタールの発生につながるため注意が必要です。
また、集成材や加工木材は有毒なガスが発生する場合がありますので、使用しないようにしてください。

●定期メンテナンスのすすめ
安心して暖炉をお使いいただくために、年に1回を目安に煙突清掃をおすすめしています。
また、以下のような症状がある場合は、早めの点検をご検討ください。
✓ 煙の流れが悪い
✓ においが気になる
✓ 火のつきが悪い、燃え方に違和感がある
✓ 耐熱ガラスの黒ずみが目立ってきた
●万が一、煙道火災が起きた場合は
- すぐに119番通報する
- ストーブの扉を開けない
- 通気調整口を閉じる
- 消火器を準備する
- 屋外へ避難する
煙突内部で発生する火災は外から確認しにくく、自己判断による対応は危険を伴います。
異変を感じた際は、速やかに消防へ連絡してください。
暖炉や薪ストーブは適切なメンテナンスを行うことで、安全に長く楽しめます。
本格的なシーズンを迎える前に、ぜひ一度煙突や本体の状態をチェックしてみてはいかがでしょうか。
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