山形の老舗から仙台のカフェへ 家族がつなぐ想い
数年前、小林店長のお父様・小林社長は、仙台店を開きたいという強い想いで、新店舗を建てる土地を探されていました。どら焼きのあんこは山形で製造しているため、山形とのアクセスも大切。今の店舗となる空きテナントは、アクセスも良く、街並みも気にいって決めたそう。ちょうど山形でオープンハウスをしていたシェルターとの出会いがあり、テナント改修の話が進んでいきました。
その頃はまだ京都にいた小林店長ですが、新店舗について話がどんどん進んでいくのでスピード感に驚きつつも、不安はあまりなかったようです。
「仙台店で、どういったお客様に対してどんな商品を売りたいのかという想いは、山形の本店の『生活に寄り添ったお菓子を提供する』というコンセプトと全く変わらなかったので、お店作りも山形と軸は一緒でした。ただ今後展開していくときに山形は山形、仙台は仙台で、全く同じお店ではなく、それぞれがより強みのあるお店にしていきたいという話もありました。それは仙台店を任せてもらえる時から社長がずっと話してくださっていたので迷わずにやれましたね。」
コーヒーの勉強をしていた店長こだわりのカフェラテ(ホット&アイス)
「以前働いていた京都のお店もデザインにこだわりのあるお店だったんですが、やっぱりカフェって提供する商品だけじゃなくて、食べる空間だったりとか、カフェに来るっていう『特別感』が重要だと思うので、特別な空間は絶対必要だなって思っていました。店舗が完成したのを見たときに『特別な空間だな』っていうのはすぐ感じて、ちょっと衝撃的でしたね。店内に日が入る朝は、木のルーバーの影とかがすごくきれいで、気持ちよく仕事ができます。」
木のルーバーが印象的な内観
オープン4年目を迎えた「EIGYOKUDO CAFÉ」。最近嬉しいのは人が増えたこと、と語る小林店長。
「お客様はもちろん、スタッフが増えて、最初は山形のスタッフ3~4人でまわしていたのが、仙台店のスタッフとして7~8人でまわすようになりました。最初のころより自分が表に出ることがちょっと少なくなってしまったんですけど、人が増えたことによってできる仕事の幅がすごく増えた気がします。期間限定のお菓子をこのスパンで出したり、色々なことに挑戦できているのはスタッフが増えたおかげですね。」
「カフェがオープンして1週間後に高校三年生の女の子がアルバイトをしたいと来てくれて、大学生になってから4年間、ずっと働いてくれました。スタッフが長くいてくれる、学生でもここに想いを持って働いてくれているので、すごく嬉しいです。」
Data
- EIGYOKUDO CAFE
- 宮城県仙台市泉区高森1-1-189 高森ショッピングプラザ南館
- TEL. 022-725-7020
- 営業時間【販売】9:00〜18:00【カフェ】10:00〜17:00(16:30 ラストオーダー)
- 定休日 月曜日、火曜日
- https://www.eigyokudo-cafe.com/
- Instagram @eigyokudo