夏は気温と湿度が高まり、シロアリにとって活動しやすい季節です。
床下や柱のまわりで羽アリを見かけたり、木部がふわふわしているように感じたりした場合は、被害が発生している可能性があります。また、シロアリは土と分泌物を固めて「蟻道」と呼ばれるトンネルを作るため、木材の周辺に土が不自然に付着している場合も要注意です。
放置すると建物の構造に深刻なダメージを与えるおそれがあるため、早めの対応が何よりも重要です。

① まずは「シロアリ被害の調査」を
シロアリは木材の内部を食い荒らすため、被害に気づきにくいという特徴があります。
「見た目には分からないけれど、何となく気になる」——そんなときは、自己判断せずに専門業者に調査を依頼しましょう。
調査では、床下や構造材の状態を丁寧に確認し、シロアリの侵入経路や被害の範囲を把握します。
見つけた時点で早期に対応できれば、修繕範囲も最小限で済みます。
② 被害が確認された場合は「防蟻処理」を
シロアリ被害が見つかった場合は、速やかに「防蟻処理(ぼうぎしょり)」を行う必要があります。
これは、薬剤などを使ってシロアリを駆除し、再侵入を防止する処理です。
被害の状況に応じて、建物の一部に限定した処理から、床下全体への施工まで、適切な対応方法が提案されます。
また、現時点で被害が見つからなかった場合でも、築年数が経っている建物や以前の防蟻処理から年数が経過している場合には、予防の意味で処理を行っておくと安心です。
「気づかれた時がチャンス」です
シロアリ被害は、気づかないまま進行してしまうことが多く、放置するほど補修の手間と費用がかさみます。
だからこそ、「羽アリを見かけた」、「木部の感触が変わった」といった小さなサインを見逃さず、早めの点検・処置を心がけることが大切です。
住宅や施設の長寿命化のためにも、夏のこの時期に一度、点検をご検討ください。
シェルターではお客様のご希望に合わせたリフォームやメンテナンスをご提案いたします。
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