まつだクリニック 松田先生に聞く
冬の健康対策について

シェルターの産業医である、まつだクリニック(山形市桧町)松田綵子先生に「冬の健康対策」についてお話しを伺いました。まつだクリニック様は当社で設計・施工をさせていただき、美しい板張りの軒が特徴の外観です。内観の様子もご紹介しておりますので、あわせてご覧ください。

Q1 未だに終息が見えない新型コロナウイルス、そしてこの時期に流行するインフルエンザなど、具体的な予防対策を教えてください。

寒い冬を健康に過ごすためには手洗い、うがい、消毒は初心に帰って必ず丁寧に行いましょう。外出時のマスク(不織布)は鼻口をしっかりと覆い、隙間がないよう装着してください。また三密(密集、密接、密封)を避けることも大切です。大勢での飲食は避け、会食などは隣の人と1m以上距離を保ち、こまめな換気も忘れずに行ってください。そして、コロナワクチンやインフルエンザワクチン、肺炎球菌ワクチンなどの予防接種を受けることも推奨します。早寝早起き、バランスの取れた食事による栄養管理、笑って過ごせる心のケアも大切に寒い冬を乗り切りましょう。

明るく開放的な待合室

Q2 当社でも同居をされているお施主様が多くいらっしゃいますが、家庭内感染を防ぐために家族の健康対策を世代別に教えてください。

乳幼児のマスク着用は無理せず、換気、消毒などは大人が行ってください。また、感染性胃腸炎の流行期でもあるので、必ず火の通った献立にし、嘔吐、下痢など汚物処理時は、手袋・マスクを忘れないよう心掛けてください。

ご高齢で持病のある方は感染リスクが高く、重症化が避けられません。免疫力アップのためにも、バランスの良い食事を取り、1日15分ほど全身運動を行ってください。

また狭く密室になりやすく、家族全員が使用する浴室やトイレも換気と丁寧な消毒が大切です。バスタオル、歯ブラシ、歯磨き粉、うがい用コップなどは共有しないこと。トイレで水を流すときには、必ず便器の蓋をしてから流すようにしてください。洗面の蛇口やドアノブの消毒も忘れずに行いましょう。食事は大皿のおかず、鍋物などは自分の箸でとらないよう、専用の箸やお玉などを用意して、それぞれ小皿に分けましょう。食事時間をずらし、一度に大人数で食べないなどの工夫も効果的です。

板張りの天井と間接照明が柔らかな雰囲気を演出

Q3 年末年始はついつい食べ過ぎてしまうことも多いと思います。冬の食べ過ぎた体のリセット方法や肥満防止について教えてください。

まずは食べ過ぎないことが大切ですね。夕飯は御馳走が多いですから、腹八分目の夕食を心掛けましょう。特に揚げ物など油の多いもの、菓子パンやお菓子、甘い飲み物や果物はカロリーが高いのでほどほどに。また皆さんも経験があるかと思いますが、空腹で買い物へ行くとついつい余計な美味しいものを購入してしまう傾向があります。買う必要のある食品名をメモしてそれ以外は買わないようにしてみましょう。もし食べ過ぎて体重が増えてしまったら、なかなか努力しないと減らすのは難しいですが、ご自分の標準体重を調べることも大切です。目標を立て、1カ月1~2Kgを目標に減量していきましょう。色々な食品にカロリーが掲載されていますのでぜひ参考にしてください。最後に運動も忘れずに。

松田先生、ありがとうございました!

まつだクリニックでは優しいスタッフの皆さんがお待ちしております!

Data

所在地:山形県山形市桧町2丁目11-15
構造:木造 KES構法(シェルター設計・施工)
TEL:023-682-3136
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