薪ストーブで実現する豊かな暮らし

薪ストーブの炎を見ながら、ゆっくりと家族の時間を過ごすことのできるリビング

季節は秋になり、肌寒く感じる日が多くなりました。今号では冬に向けて、薪ストーブの魅力についてご紹介いたします。実は一年中使うことができる薪ストーブ。シェルターでも多くのお客様が薪ストーブを設置されています。当社の実例とともに是非ご覧ください。

薪ストーブの暖かさ

薪ストーブの熱は「輻射熱」という赤外線で伝わる熱が特徴です。熱の伝わり方は、床や壁から段々と優しく広がっていきます。暖かい空気は上にのぼっていくため、薪ストーブは吹き抜けのお住まいにも多く設置されています。30坪のお住まいには全館暖房としても使用が可能で、同じサイズのファンヒーターと熱量を比べると、3~4倍の暖かさとなり、体感温度が格段に違うことも魅力です。

ノルウェー製の薪ストーブ、縦型タイプは火持ちを良くするために作られています

一年中楽しめる薪ストーブ

薪ストーブというと寒い季節をイメージされる方も多いと思いますが、実は一年中使うことができます。夏は炭を入れて、肉や魚、野菜やピザを焼いて楽しむことも。薪ストーブはかまどと一緒で、台所でガスやIHを使って調理できるものは大抵つくることができます。近年のキャンプやアウトドアブームなどから、鍋でご飯を炊く方も増えてきました。薪や炭を燃やすことで発生する遠赤外線のおかげで、煮込む食べ物はとても柔らかくなり、トーストも20~30秒ですぐ焼けて美味しく食べることが可能です。これからの時期では、薪ストーブの上でお餅を焼くと、膨らんで見た目も楽しく、ふっくらもちもちの状態で召し上がれます。ちなみに薪ストーブ料理には、熱伝導の良いIHタイプのお鍋がおすすめです。料理をする楽しみが広がりますね。

吹き抜けの土間リビングに設けた薪ストーブが、建物全体を暖かくします

薪ストーブの活用方法

暖をとることや調理以外にも洗濯物が乾きやすくなることも、薪ストーブの魅力の一つです。冬は加湿をしながら薪ストーブを使っていくのが丁度良いです。薪ストーブの熱でお湯を沸かし、部屋の乾燥を防ぐスティーマーという加湿器を使うことがおすすめです。スティーマーの格子状の蓋を通して、優しく蒸気が拡散され部屋の空気を潤します。

また、薪ストーブは災害時にも活躍します。東日本大震災の時には、薪ストーブが停電時に部屋の灯りとなり、また、煮炊きをしてお腹を満たすことができ役立ったという声もありました。いつくるのか分からない災害時の備えとして、薪ストーブを設置される方が増えています。

平屋に設けた薪ストーブは、ひとつながりの空間を快適に暖かくします

薪ストーブを取り入れたお客様の声をご紹介

Q. 薪ストーブがある生活はいかがですか?

「子どもたちは薪運びを手伝ってくれますし、どれくらい火を焚いたとか、家族の会話の種になっています。火を点けるたび、その揺らめきに思わず見入ってしまうこともあります。私たちは土間に設置したので掃除もしやすいですし、余熱でも部屋の隅まで暖かいので、とても快適な生活です。
また、薪ストーブを使った料理にも挑戦中で、趣味のような感じで楽しんでいます。この前カレーを作った時も、最初の炒める時以外全て薪ストーブで出来ました。鍋料理を作ったり、プレートで野菜やソーセージを焼いたりと毎日のように活用しています。フライパンで焼いたものよりも格段においしいと家族も夢中です。優しく火が通るので急に黒焦げにならない点も良いところですね。」

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「街なかで庭を楽しむ」薪運びの動線を考慮したプランニング

当社のホームページやInstagramでも薪ストーブの実例をさまざまご紹介しています。ぜひご覧ください!

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