新年のご挨拶

謹んで新春のお慶びを申し上げます。

昨年は一昨年と同様に新型コロナウイルスの影響が続き、その中で少しずつ「新しい生活様式」が浸透し始めた一年でした。テレワークの普及など生活スタイルが大きく変化する中で、当社もそうした変化に対応しながら、皆様の住まいをより快適に、心豊かに過ごせる場所にすべく家づくりに取り組んでいます。

住宅だけでなく、木造建築業界全体に目を向けても、2021年は大きな変化の年でした。昨年2月、仙台駅東口に日本初の純木造7階建て「髙惣木工ビル」が完成したことを皮切りに、東京の日本橋では10階建て、銀座では12階建て、千葉の鎌ヶ谷では15階建てなど、各地で当社が技術協力した木造ビルのプロジェクトが続々と動き出しました。豊洲では江戸の街並みを再現する大規模商業施設の計画も進んでいます。10月には都市の木造化を推進する法改正がなされ、木造都市の実現がいよいよ現実味を帯びてきました。

東京五輪の期間中に開催されたイベント“パビリオン・トウキョウ2021”では、当社が三次元加工・施工した「Global Bowl」が斬新なデザインで話題を集め、木の新たな可能性を多くの方に感じて頂くことができました。

今年4月18日には、現在建設を進めている「山形市南部児童遊戯施設」もオープンします。美しい山並みに呼応する雲のような木屋根のもとで、互いの個性を認め合い、誰もが仲間になれる“インクルーシブ”な遊び場です。オープンの暁には、お子様がいらっしゃる方はもちろん、皆様に足を運んでいただければ幸いです。

最後になりましたが、今号より『Beautiful Life』はWEB版に移行いたしました。より充実した内容で皆様に楽しんでいただけるよう精進いたしますので、これからもご愛顧のほど、何卒よろしくお願いいたします。

2022年1月元旦
代表取締役社長 木村 仁大

2022年4月18日オープン予定「山形市南部児童遊戯施設」