住宅などの建物に侵入して金品を盗む「侵入窃盗」(空き巣など)は、2022年に1万5千件以上発生しており、最近では組織ぐるみの強盗など悪質な事件も発生しています。
安全性を高めるためのポイントや、リフォームでできる住まいの防犯対策をご紹介します。
侵入口の第1位は「窓」!
侵入盗犯の侵入口(一戸建住宅)
(警察庁データより作成)
一戸建住宅の場合、侵入口の第1位は「窓」で半数以上、第2位は「表出入口」となっています。
空き巣などに入られないためには、窓や玄関の対策が効果的です。
侵入に「5分」かかればあきらめることも
侵入盗犯が侵入をあきらめる時間
(警察庁データより作成)
侵入に手間取った場合、あきらめる時間は「2分以内」が17.6%、「5分以内」が51.4%。侵入に5分耐えられれば泥棒があきらめる可能性が高くなります。
すぐにできる防犯対策
①戸締りを忘れずに!
侵入は半数以上が「戸締りをしていない」窓やドアで発生しています。短時間の外出でも戸締りを行い、玄関だけでなく窓の施錠もしっかり確認しましょう。
②見通しが悪い場所は危険です
庭の植物が窓やドアを隠していたり、出入口付近に物が多く隠れやすくなったりしていませんか?見通しが良く隠れられない家は狙われにくくなります。
③地域のコミュニケーションが犯罪を防ぎます
侵入者は近所の人に声をかけられたり、ジロジロ見られたりすることで犯行をあきらめる場合が多いそうです。日頃のご近所付き合いが事件を未然に防ぐことにつながります。
リフォームでできる防犯対策
①窓
窓はガラスの一部を破って鍵を開ける手口「ガラス破り」が多く発生しています。
【対策】
・ガラス破りに強い窓にする(2ロック、二重窓、割れにくいガラスなど)
・ガラスに防犯フィルムを貼る
防犯フィルムは正しく貼り付けないと効果がない場合があります。業者による施工だとより安心です。
②ドア
窓に次いで侵入されやすいドアは、工具で鍵を開ける「ピッキング」、鍵を破壊する「こじ破り」、ガラス部分を割って鍵を開ける「サムターン回し」などの手口があります。
【対策】
錠破りに強いドアにする(カードやリモコンで解錠するスマートドア、ピッキングに強い錠のドアなど)
③外構
侵入者は下見を行うケースが多いといわれます。下見では①留守かどうか、②侵入しやすい家かどうか、③逃げやすいかどうか、が見られています。門扉やフェンスなどの設置は、簡単に侵入させない、また心理的に侵入をためらわせることにもつながります。
【対策】
・門扉を取り付ける
・センサー照明を取り付ける
【参考】
警察庁|https://www.npa.go.jp/safetylife/seianki26/top.html
YKK AP|https://www.ykkap.co.jp/consumer/satellite/products/articles/feature/014/
いざという時に備えて、住まいの防犯対策を見直してみてはいかがでしょうか?
リフォームをご検討の際は、シェルターへお気軽にご相談ください。
≪お問合せ、ご相談はシェルターリモデリング部まで≫
フリーダイヤル▷ 0120-370-248
お問合せはこちら▷ https://shelter.inc/contact/form-design