木の温もりある空間で どら焼き&カフェを楽しむ「EIGYOKUDO CAFÉ」

仙台市泉区にある「EIGYOKUDO CAFÉ」は、どら焼きや種類豊富なお菓子、こだわりのコーヒーを楽しめるカフェです。山形市の江戸時代から続くどら焼きの名店「榮玉堂」7代目の小林社長の想いを受け継ぎ、ご子息の小林啓吾さんが店長を務めています。店舗は空きテナントをシェルターがリノベーションし、木の温もりある空間に仕上げました。オープンから4周年を迎えたカフェで、小林店長におすすめのメニューやお菓子づくりへの想いを聞きました。

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一番人気は「ティラミスどら焼きソフト」!

店内に入るとショーケースにはたくさんのどら焼きが!季節のフルーツを使ったどら焼きや、プリンやチーズケーキなどバリエーション豊富なお菓子が並びます。数量限定のものや、わずか2週間しか店頭に並ばない期間限定商品も。

中でも一番人気は仙台店限定の「ティラミスどら焼きソフト」です。

(左) ティラミスどら焼きソフト (右) 抹茶ティラミスどら焼きソフト
見た目はおしゃれなティラミス。どら焼きはどこに・・・?

上から、3種のチーズをブレンドしたマスカルポーネクリームチーズ、エスプレッソをたっぷり吸ったどら焼きの皮、濃厚なバニラソフトが入っています。一口食べると、クリームチーズのとろとろ食感に驚きます。そこにどら焼きがマッチしてまさにティラミス!ソフトクリームにもエスプレッソがソースのように絡み、幸せなおいしさです。

このスイーツの元になったのは、仙台店がオープンした時から販売していた「ティラミスどら焼き」。小林店長はもともと京都でコーヒーの勉強をされていたため、コーヒーと榮玉堂のメイン商品であるどら焼きを組み合わせてつくったという仙台限定の人気商品です。

「普通のどら焼きだとクリームを挟むので、クリームをゼラチンとかで固めないといけないんですけど、この『ソフト』だと挟む必要がないので、よりくちどけのいい、とろとろのクリームに仕上げることにしました。エスプレッソも『ティラミスどら焼き』で使用している量の3~4倍を入れています。昨年、期間限定のつもりで発売したのですが、評価いただけたので定番商品になりました。最初はカフェで出していましたが、お声がけが多かったのでテイクアウトもできるようにしています。」

どら焼きは定番のあんこの他に、宇治金やモンブラン味も。取材日(6月)は「さくらんぼカマンベール」がありました!

新商品やスパンの短い期間限定の商品、こうしたものが生まれた背景にはコロナ禍が関係しているそうです。現在は通常通り運営しているカフェですが、一昨年から去年の2月頃まで、コロナの影響で半年以上、カフェを閉めていた期間がありました。

「今までお客様の笑い声だったり、食事をして喜んでいただいたり、スタッフとお客様がつながっているの見ていたので、そういったカフェならではの良さがコロナ禍の中でできなくなってしまいました。だからこそ、その大切さを改めて知ることができたので、カフェを長く閉めさせてもらった分、開けたときは今までにない形で楽しんでもらえるようにと思うようになったんです。昨年から期間限定のお菓子を短いスパンでぽんぽんと出しているのは、何度もお客様に来てもらいたい、常連さんに喜んでもらいたいからです。その想いがより強くなったのはカフェを開けられなかった時期があったからこそですね。」

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Data

  • EIGYOKUDO CAFE
  • 宮城県仙台市泉区高森1-1-189 高森ショッピングプラザ南館
  • TEL. 022-725-7020
  • 営業時間【販売】9:00〜18:00【カフェ】10:00〜17:00(16:30 ラストオーダー)
  • 定休日 月曜日、火曜日
  • https://www.eigyokudo-cafe.com/
  • Instagram @eigyokudo